• 2008年01月25日 20:46

ステキなサッカーをみたい~全国高校サッカー選手権篇 最終回

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今更ですが。

1月14日成人の日で祝日。
国立競技場で全国高校サッカー選手権決勝が行われた。
流経大柏(千葉)VS 藤枝東(静岡)、
結果は予想外の4-0。流経大柏の圧勝。

流経大柏の試合はフルで見たこと無かったので
ここまで完璧なゲームをするなんて思ってなかった。
しかも決勝戦、相手は藤枝東。
流経大柏の本田裕一郎監督も「この数試合では今日が一番良かった」とは言ってたけど
それにしても衝撃的。完璧だった。

普通に考えて90分間(※決勝なので。通常高校の試合は80分。)、
中盤でタイトにプレスをかけ続けるだけでもすごい。
セカンドボールはほとんど拾っていたし、
相手の両サイド、中盤の起点もいつも数的優位をつくって潰していた。
「主体的なディフェンス」ができていた。

さらにボールを奪ってからの攻めがまた効果的で相手には脅威だったと思う。
前へ早くて分厚い攻撃。ガンガン追い越して来る。
あんだけ守備してるのに・・・すごい「運動量」

しかもこのチーム、あまり個人技というかテクニック面を
取り上げられることが少なかったように思うけど、みんな相当上手い。
ディフェンスの選手でもほんとはドリブルでシュートまで持って行けそうな感じ。
プレーにそんな余裕を感じた。

そんなわけで、
非常に興味深いチームだったので監督や選手のインタビューにも注目してみた。

「目標は日本一。」
そんなチームだったらポジションどこだろうがそもそも相当上手いはずだ。
たぶんみんな「オレにボールをよこせ!」ぐらい思ってる連中。
持ち過ぎで大抵怒られる。
それだけに最初はチームプレーの意識付けには苦労したみたい。

そこで監督が選手に言っていたことは、
「ボールを持てるなら、縦へ速く。横にはうようなドリブルなどするようなら、
少ないタッチ数でさばくように。」ということ。
単に個人技を封じ込めて統率するのでなく、使いドコロを考えさせたんだ。
確かに中盤でボールを奪ってからのアノ速攻には、
抑えてた個人技をやっと開放したかのような瞬発力を感じた。

「技術がなければ必ずある程度先から行き詰ってしまう」と本田監督。
ボールを奪うにも、奪われない為にも、正確なトラップやキックをする為にも、
ベースにあるのは個人の技術ってことだ。

「組織力」のサッカーで壁にブチ当たってる日本サッカーに必要なもの・・・
日本のサッカーが世界に近づくために必要だと風間八宏先生がいい続けているキーワード・・・
「個のチカラ」の重要性を改めて認識させられた。

参考)もう惨敗は嫌だ!「日本サッカー再生計画」
動画 ←グラウンドの風間先生はかなりカッコいい。すぽると!の時とはひと味違う。

それともうひとつ重要なキーワードが「運動量」。

「50メートルなら80本、100メートルなら30本、1キロダッシュなら10本を3分20秒。」
しかも夏場にそんなフィジカルトレーニング。
ポイントは外周5週みたいな持久走じゃないことだと勝手に思う。
長い距離をダラダラ走り続けるんじゃなく、
長い距離を速く走りきる。
しかもそれを繰り返す。多分、短いインターバルでひたすら。
それがあのタイトなプレスを実行するベースになってるんだろうな。
まさにサッカー専用の走りこみメニューだ。

「個のチカラ」と「運動量」。

サッカーを考える以上、最後にはその二つに行き着く。
考えるスピードやイマジネーションも重要な要素だけど、
技術もなく、走れなければ話にならない。そもそも実行できないわけだ。

「主体的なディフェンスでボールを奪い、
速くシンプルなプレーで相手を崩し、
シュートを決める。」

高校生でここまで実現できたってのはホントに素晴らしい。
しかも勉強になりました、本田先生。

それともちろん、藤枝東にも敬意を表します。
今更ですが。
100%の完敗だけど、それも最後まで守りに入らず
藤枝の攻撃サッカーをやり続けた結果だと思う。
引いて守って結局やられて1点差とかほどつまらないサッカーは無いし、
名門らしく、高校生らしい心意気もまた最高でした。

新年早々良いサッカーをありがとう。(今更ですが。)


相手がどんなサッカーだろうが自分のサッカーで圧倒する。
今年は浦和レッズのそんなアクティブなサッカーを観たい。

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