• 2008年03月25日 21:38

キノコレ★Vol.18:きのこの自然誌

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どうも、とよ田キノ子です。

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築地書館から出版されている「きのこの自然誌」。1983年刊の新装版。
きのこ学の第一人者で、日本人初のユフロ学術賞に輝いたという小川真氏のエッセイ集。「古今東西のきのこにまつわる文化を深く洞察し、現代社会と菌類たちとの接点を、静かな語り口でつづる」と紹介文にもあるように、専門的な内容を交え、様々なキノコについてとても読みやすい文体で書かれている。読むほどに「キノコってなんて不思議でおもしろいんだろう」と思える。
さらに興味深いのは、「新装版によせて」に書かれている内容。各地で木が枯れ、森や林の環境に変化が表れていることに触れ、

きのこのように試練をうけた回数の少ない新しい生物ほど、自然の変化には敏感なはず。きのこは今、その姿を消すことによって私たちに何かを告げようとしているのでは……。もし、きのこが地球温暖化や環境汚染の預言者だったとしたら……。と考えると、きのこの姿がまた変わってみえてきた。かれんなきのこが黙示録の天使に変身しないことを願うのみ。
と、書かれている。地球規模の大きな変化が起これば気づきやすいが、そうなってからは遅い。こういった変化に気づくためには、日々自分たちの環境のことを意識し、観察していなければできないことだ。キノコを通して、改めていろいろなことを考えさせられる一冊。

きのこの自然誌
著:小川 真
築地書館

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