どうも、とよ田キノ子です。

ロシア製 白樺細工(ベレスタ)の、スリッパ型針刺し。
「ベレスタ」とはロシア語で白樺樹皮を意味し、白樺樹皮を型抜きしたり模様を焼き付けるなどして加工した製品も同じく「ベレスタ」と呼ばれている。この白樺細工「ベレスタ」は人工のラッカーや接着剤を使わず、天然のヒマラヤスギの樹脂でできたマスチック(しっくいの一種)と蜜蝋(みつろう)を使用して作られている。また、白樺は防腐・殺菌効果があるため、昔からロシアでは食品の保存容器や化粧品入れなどとして利用しているとのこと。
今回のスリッパ型針刺しも、そんな伝統的なベレスタの製法で作られ、素朴ながらも自然な光沢と細工が美しい。絵柄はロシアで愛されている動物、マンシュウハリネズミ。ロシアに伝わる動物民話の中でハリネズミは、背中の針にリンゴやキノコを刺して運ぶが他の動物に取られてしまうという。ちょうどこのハリネズミもキノコを背中に刺して運んでいる際中なのだろう。背中のキノコを取られていることに気づかず、一生懸命運んでいる姿が想像できてほほえましい。
そんなお話とともに、白樺の、弾力のある柔らかな質感(コルクや革に似ている)がとても温かい印象を与えている一品。
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